けっきょく
わたしはわたしのことばかり語っている
よくもまァ
わたしわたしわたしわたし…と
飽きもせず
語り続けられるものだ
どこまで行っても
どれだけ語り続けても
wa・ta・siという音でしかなく
わ・た・しという文字の並びでしかない
というのに
そこから逃げようとして
風景の描写を始めたり
抽象的な概念を弄び始めたところで
それらのどこにも
やっぱり
wa・ta・siという音がべったり帯びているもの
わ・た・しという文字の並びにぐっちょり塗れているものが
じゅくじゅく
たっぷり
染み込んでしまっている
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