気ままな詩選を自分の愉しみのために。制作年代も意図も問わず、まちまちに。
あの交番のわきの金網では
ヒルガオが
もう
たいそうな絡まりようで
夏を先取りして
薄桃色の
宴の
真っさかり
じっくり
眺めていたいけれど
交番のおまわりさんに見とがめられそうで
いつも
さっさと過ぎていく
この悔しさったら!
この不甲斐なさったら!
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