気ままな詩選を自分の愉しみのために。制作年代も意図も問わず、まちまちに。
春の野で
すみれを摘もうと思って
来たのさ
わたし
すみれ咲く野が
愛おしくなってしまって
寝てしまったのさ
一夜
ここ
春野区の
すみれの住む家で
山部赤人
春の野にすみれ摘みにと来し我れぞ野をなつかしみ一夜寝にける
『万葉集』巻第八 春雑歌 一四二四
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