ぼくはこの世界や他の星のことを歌わない
ぼくはこの世界やいろいろな星の外にあるぼくのあらゆる可能性を
ぼくはあてもなくさまよう楽しさとそのせいで死ぬ喜びを歌う
ギヨム・アポリネール「サン=メリの音楽家」
Je ne chante pas ce monde ni les autres astres
Je chante toutes les possibilités de moi-même hors de ce monde et des astres
Je chante la joie d’errer et le plaisir d’en mourir
Guillaume Apollinaire : Le musicien de Saint-Merry
散歩のついで
日比谷公園まで足を伸ばしたら
腰野さんからLINEが来て
帝国ホテルにいるからお茶でも
というので
寄る
そこでの雑談
話題となった事項
長くもたもたと記述するのも面倒なので
メモふうに
カード記述ふうに
A
アウンサンスーチー国家顧問、軍に拘束
ミャンマー国軍が事実上政権を奪取し非常事態を宣言
B
アウンサンスーチー
ビルマ語では名前の間は切らない
ミャンマーには姓がない
アウンサンは父の名前
スーチーは母の名前
C
父、アウンサン将軍
第二次大戦中に日本軍と協力しイギリスと対抗
1941年に30人の仲間(30人の志士)とともに
日本の特務機関(情報機関)の南機関の斡旋で
過酷な植民地支配をしていたイギリス圧政下のビルマを脱出
日本占領下の中国・海南島で軍事訓練を受ける
大日本帝国陸軍エージェントとなり
「面田紋次」(おもたもんじ)という日本名で活動
ビルマ独立義勇軍を組織
1942年6月、日本軍とともにビルマ全土のイギリス軍を駆逐
その後日本軍に反旗を翻す
1945年3月再び独立戦争を開始
27歳でビルマ全軍の軍司令官となる
1948年ビルマはイギリスから独立を勝ち取る
しかし前年にアウンサンは暗殺される
イギリスによるとの説がある
30人の志士の一人ネウィン将軍が独立後のビルマに軍事独裁政権
ネウィン将軍がアウンサンスーチーを投獄監禁
ネウィン将軍は日本と友好関係を保ち多大な政府開発援助を受ける
1981年の独立記念日に南機関関係者7人の日本人にアウンサン
D
世界の麻薬供給の「黄金の三角地帯」の中核がミャンマー
E
ミャンマーの人口は約6000万人
中国に比べ労働賃金は格段に安い
F
ミャンマーの動向は
いわゆるディープステートの動向そのもの
G
日本のディープステート実働部隊は
中野
ハルビン
登戸
の三ヶ所の末裔が中心
H
満州
商工大臣岸信介
満州の最大の貿易品
麻薬
それを支えた商工システム
商工省→通産省→経済産業省
生きのびていた商工システムが今回のクーデターで破壊される
麻薬
ミャンマー
アウンサン将軍
ネウィン将軍
アウンサンスーチー
I
2019年5月28日神奈川県登戸
川崎市登戸通り魔事件
殺害された被害者は外務省のミャンマー担当職員
J
2021年2月22日
スキポール空港
「アジアの麻薬王」中国系カナダ人ツェ・チロプを逮捕
年間700億ドルの麻薬取引を行ったグループのリーダー
日本やオーストラリアなど10カ国以上へ覚醒剤やヘロインの密輸
オーストラリアの関連先から
袋入の白い粉末、札束、高級スポーツカーのランボルギーニ押収
K
2013年5月
安倍晋三首相ミャンマー訪問
日本政府専用機に
学校法人「加計学園」の加計孝太郎理事長が同乗して同行
「加計学園はミャンマーに支局を持ち、
「所定の運賃を支払ってもらった上で、専用機に乗ってもらった」
獣医学部新設計画問題
L
最高品質の麻薬精製のためには
バイオ・セーフティ・レベル「4」の実験室が必要か?
M
アウンサンスーチーのミャンマーは中国の経済支援もあって親中派
スーチーはまったく中国の人権問題に触れない
少数民族ロヒンギャの迫害に対しても何も声を挙げない
迫害者の仏教サイドを擁護する発言すらしている
かつての「民主活動家」としてのスーチーはもういない
そういうスーチーの拘束ということ
N
民主主義と民族主義の激しい対立
民主主義は民族の抑圧を正当化することが多い
O
ミャンマーの軍人はエリート
江戸時代の武士に似る
かつての「民主活動家」
もういないのだという認識が必要
P
ISISがロヒンギャをリクルートしている
ミャンマーでのテロ活動の活発化の可能性
Q
ついでに
中国寄りや親中の人権派や民主活動家について
彼らは「大きな中国」に賛成
台湾の独立は認めない
ウイグルやチベットの独立は否定という「大中華主義」
そのひとりとしての
アウンサンスーチーということ
腰野さんとの雑談は
もちろん
他の話題にも及んだが
ちょうどミャンマーのクーデターが報じられた時だったので
ここには
このことだけをメモした
娘さんが
帝国ホテルの前の東京宝塚劇場で
宙組の『アナスタシア』を見ているあいだ
腰野さんは
「インペリアルラウンジ アクア」で
アフタヌーンティーを頼みながら
何冊も持ってきた本をのんびりめくるのを
楽しもうとしていたものの
二人分のスイーツはさすがにちょっと多いので
遠くない私を呼び出してみた
というわけ
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