夢のことを夢だと気づくのは
眠りから覚めるということが起こり
夢という環境が消滅して
意識がべつの環境(「現実」と呼ばれる)
べつのこの環境(「現実」)
この環境(「現実」)が消滅して
意識はさらにべつの環境の中に置かれることになる
それをたびたび経験してきたわたしが
「現実」を夢の一形態だと捉えているのは
正しい適切な態度とまでは言わないが
類推による認識法から言えば
至極まっとうに演繹されてくる態度ともいえる
こんな基礎的な観察記述さえ
記すのには
ずいぶんと煩わされる
夢と「現実」とアフター「現実」+αの簡潔な概念化も
一般言語によるかぎり
手が掛かりすぎる
正確で効率的な宇宙観測のために
地球環境から出た宇宙ステーションを使用することになるように
「現実」環境から抜け出た観測と記述の基地を設けるほうが
やはり効率的だという見地に誰もが立つ
そのために普通の生のあり方を放棄するようになったり
ないがしろにするようになったりする
「現実」環境の外に記録庫や研究施設を置くほうが
あらゆる点で利便性に勝る
地上や「人間であること」や「普通の意識状態を保つこと」から
意識の中核を引き出して「現実」環境の外に常駐させるべきだ
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