気ままな詩選を自分の愉しみのために。制作年代も意図も問わず、まちまちに。
春になるのに
夏の
蝉時雨のことなど
思い出したく
なったり
冬の
(あれは
(どこの山の
(友だちの小屋の
(庵だったか
燃やしている炭の
ジワーッという
音なき音を
蘇らしていたりして
いつのまにか
生きのびているのは
わたしひとりに
なってしもうたよ
あれらの時間も
あれらの場所も
もう
だあれも
知らん
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