気ままな詩選を自分の愉しみのために。制作年代も意図も問わず、まちまちに。
生えている一本の木
一本だけの木
近くもないが
遠くもないところに
見える
ひろい
白木のテーブルに
純水
ではないが
薄い色のついた
淡い味の飲み物を置いて
(ちょっと背の高い透明ガラスのコップに入れてある)
その木を
しばらく見ている
生えている一本だけの木
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