目で見たものを
そのままのかたちで紙に焼き付ける術を
ようやく身につけたが
なんでもモニターで見る時代になったとはいえ
これはたしかに便利だ
読んでいる本のなかに出てくる図表や
数行分などを
まずはよく見てから
メモ帳を開いたり白紙を伸したりしてから
その上を見つめて印字する
なんの機械も使わないし
スマホのカメラを使うわけでもない
はじめのうち
対象をよく見てから作業しないといけないのでは?
と思い込んでいたが
けっこうボンヤリと見ただけでも
この印刷作業は可能だとわかってきた
ただ
あまりボンヤリやり過ぎると
その対象以前に見たものが重なって印刷されることもあり
どのくらい「よく見る」べきか
どのくらいまで「ボンヤリ」見てもいいか
そこのところの工夫の度合いは
まだ完全に掴めているわけではない
やはり
まだ十分には掴めていないが
過去に見たものを記憶から探って
紙に印刷することもできるので
この術の可能性にはかなり大きいものがある
感触としては
実際の紙が手元になくても
紙そのものを空中に出現させることもできそうだ
印刷したいものがすでに載っている紙を
目の前に出すことはきっとできる
そういう
確信のようなものはある
おそらく
紙に印刷された文字や図表を
見るだけで消去することもできるだろうし
紙の裏に移動させることもできるだろう
つまりは
意思のみによる
編集作業なのだが
このレベルまで習熟すれば
時間や空間の操作にまで手を伸ばすことが
かならずや
できるだろう
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