夜を見つめていると
と
書こうとして
そんなこと
できていないし
不可能だと
気づく
夜を見つめていると
と
書こうとして
ようやく
はじめて気づく
見つめられるのは
闇か
ひかりのなさか
少なさか
街ならば
薄暗くなった空間に立つ
建物か
暗く延びる
街路か
夜になっても
どこに夜はあるのか
むずかしい
つかまえるのは
闇や
ひかりのなさや
ひかりの少なさは
夜とは違う
薄暗くなった空間に立つ
建物も
暗く延びる
街路も
夜ではない
夜を見つめていると
と
書こうとして
この
不可能性への飛躍が
するっと
言葉でなら
できてしまう
と
確かめ直す
夜を見つめていると
夜も見つめている
夜という言葉を
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