2025年9月28日日曜日

夢からべつの夢にサッと乗り換えられる術を

 

  

 

この地球上の

2025年の

日本などとはまったく縁のない夢ばかり

見る

 

そういう夢ばかり

あまりに見過ぎるので

ある時点から

この地球上の

2025年の

日本などとはまったく縁のない世界が

ほんとうに

いっぱい併行して存在しているのだ

と思うようになった

 

この地球上の

2025年の

日本などとはまったく縁のない

生き方や

ふるまい方や

慣習や

しきたりや

流行や

倫理や

マナーなどが

それらの世界にはあって

しばらくそっちのほうに合わせて生きていると

こっちの世界に戻ってきても

感覚がどうにも

うまく合わなくて困る

 

時間的に余裕のあった昨日など

13時間も眠ったが

どこかの山野の奥の大学キャンパスで

あれこれの授業を担当していた

 

中には

野球場のグリーンの端っこを教室として使う

授業もあったり

途方もない大きさの大教室に

途方もない距離を歩いて向かう

授業もあった

 

なにかの会合のために

やけに長い廊下を歩き続けて

端っこのほうにある部屋に行ったこともあった

そこから帰っていく時には

やけに長い廊下を

また

延々と歩いて帰る

 

どれだけ長いかというと

遠くに見える廊下の終わりが

小さな半導体チップほどに見えるほど遠く

歩いても歩いても着かず

20分ほど歩いてもまだ着かないような

細い細い黒い廊下を

行き続けるような

そんな長さ

そんな遠さ

 

夢のなかだというのに

思ったものだ

 

いつか

他の夢で見たように

空中を好きなようにビュンビュン飛べる

浮遊能力があったら

こんな時は

楽なんだけれどなあ

 

今後は

ある世界の夢から

べつの世界の夢へ

必要な時にサッと乗り換えられる術を

創り出すことにしよう

 







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