この頃
ことばが要らなくなってきた
メモを取る時や
書類への記入などを
強いられたりする時をのぞけば
しゃべったり
書いたりする必要が
まったく
なくなってきた
しゃべったり
書いたりすることばは
ちょっとした時に
じぶんの顔やみなりを確認するために
チラッと見る
鏡
もとより
他人へのなにかの伝達への信仰も
言語美の追求への憧れも
いまさら
青二才じゃあるまいし
とうのむかしに
剥がれ落ちるままにしてきて
いる
いよいよ
じぶんの顔やみなりを確認するために
チラッと見る
鏡
さえ要らなくなってきた
とすれば
吾輩も
なかなか堂に入ってきた
ものじゃわい
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