駿河昌樹 詩抄
気ままな詩選を自分の愉しみのために。制作年代も意図も問わず、まちまちに。
2018年1月8日月曜日
ベルリン
[
1995年6月作 2018年1月修整
]
こころにも肌のやみにも
森そよぐきみのからだを
八月の木々おもくよどむ
ベルリンの空よりの目と
金泥の髪と賜りわが戻る
あたたかく白きこの原初
ものの世のかくも聖なる
肌と肌をとろかす聖なる
会遇は双樹の梢吹き渡る
ゼピュロスの善き謀り事
フロラへもこの森そよぐ
ベルリンの恋とつたえよ
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