駿河昌樹 詩抄
気ままな詩選を自分の愉しみのために。制作年代も意図も問わず、まちまちに。
2018年1月1日月曜日
これはとんでもない深山幽谷
年末年始の都会の夜の静けさといったら!
まるで深山の奥にいるようで
耳の底が痛くなってくるほどの静けさ
こんなふうにして
都会というものをさらに発見していく
どんな時も
人々が移動し去った後の場所を好むぼくには
これはとんでもない深山幽谷
じぶんのからだの中のさまざまな音が
外へはち切れ出るような感じで
気圧の薄いふしぎなところへ来たようだ
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