気ままな詩選を自分の愉しみのために。制作年代も意図も問わず、まちまちに。
雪が降っていた・・・
歯ならびの悪い
でも
透きとおるような肌の女の子が
しっとり
出迎えてくれて
射止めたばかりのキツネの
たぶん
胸のどこかの肉で
おいしいスープをつくってくれたから
凍えていたぼくの舌も
ほころんで
愛せると思う
と
女の子に言った
その女の子の
むくつけき
おじいさんのことを
今度こそ
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