中国戦線で
実際に敵の兵士を刺し殺してきた宮柊二
戦後の日本では
高度成長期の中で社会が歪んでいくのをつぶさに見続けた宮柊二
そんな彼だから
おたまじゃくしが孵化する光景を目にしても
このように歌わざるを得ないことになる
群れる蝌蚪の卵に春日さす生れたければ生れてみよ
これから孵ろうとする
おたまじゃくしに向かって
ずいぶん
ぶっきらぼうな
冷たい
意地悪かもしれない言いかた
しかし
この世では
いったん生まれてしまったが最後
生きのびていくために
食べていくために
とほうもない苦労をし続けなければならない
一匹の動物が生まれるということは
かならず
他の動植物を殺すことを意味する
猛毒ワクチンを作って
たくさんの人を殺して儲けるとか
ウイルスを煽って
補助金を稼いで
自分たち医療者だけはいい暮しをするとか
自分が他の動植物を殺して食べるのだから
いつか自分が殺されても
文句は言えない
ワクチンのせいで家族を亡くし
因果関係不明で片付けられ
怨念をたぎらせた人々に
医療者や政治家や役人が殺されても
文句は言えない
おたまじゃくしたちは
そういう世界に出てこようとしているのだから
誠実に言葉をかけるとすれば
生れたければ生れてみよ
としか
言いようがないのだ
やはり
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