2022年9月8日木曜日

「あゝ!……」



詩歌とか

文芸とか

文学とか

フィクションとか

 

なんと呼んでもいいが

それら

実用のためにならない言語配列物は

結局

「あゝ!……」と洩らすために

あるのではないか

どんなに多量の単語を並べようと

あるいは

俳句のように

わずかの単語並べに抑えるのだとしても

結局

「あゝ!……」なのではないか

 

母音aへの

信仰告白なのでは

ないか





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