気ままな詩選を自分の愉しみのために。制作年代も意図も問わず、まちまちに。
単語を並べるのは
言葉と出会うこととは違う
言葉と出会いたいのに
いくら単語を並べても出会えない
逸れてしまう
並べても
誰もいない
誰にも見られない浜に
誰も名を知らない花を一本
挿して来ようか
ちょっと変った
きれいな肌をした魚にも
会ってきたいし
狭いテーブルしかない
露天のスタンドで
どこかの星雲の靄のようなカクテルを
そおっと飲んできたい
見わたすかぎり
誰もいない浜なのに
やけに
砂に温かみがある
ゆうがたを
ぴったり
選んで
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