2021年1月2日土曜日

ぐにょろ

 

時間というものには

じつは

実体があるのではないか

ある時

思ったわけだ

 

過ぎても

過ぎても

ここにあるもの

 

そうして

切れ目のないもの

 

大昔の時間と

いまのこの時間は

繋がっているのだから

潜行のしかたさえふさわしければ

ぜったい

大昔の時間へと

泳ぎ出るにちがいない

 

イメージとしては

カエルの卵の

あのぐにょろっとした感じなのだが

つくづく思う

子どもの頃

なんども

カエルのあの卵の

ぐにょろとしたやつを

掴んでみたことがあって

よかった

あの感触が

いろいろ

ものを考えるのに

役立つから

 

とくに

時間のぐにょろ感を

こんなふうに




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