もう梅が
高い樹に開いたよ
と
柳宗元君が
メールを送ってよこした
楚の空は澄んで碧く
梅の色がよく映えるんだよ
と
夜には北風が吹いて
香りをまき散らすのさ
明け方には霜が降りて
花の白はいや増さるのさ
万里を離れたきみに
この早梅を贈りたいけれど
あゝ 山や河に杳々と阻まれて
寒い中せっかく咲いた花も
むなしく散っていこうとしている
遠いところに流された
このぼくの思い
どうやって慰めたものか
と
柳宗元 早梅
早梅發高樹,迥映楚天碧。
朔吹飄夜香,繁霜滋曉白。
欲爲萬里贈,杳杳山水隔。
寒英坐銷落,何用慰遠客。
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