ひさしぶりに
アーサー王の話を開いてみると
地域としては
イギリスや
ブルターニュあたりだけが
彼の活動範囲かと思い込んでしまっていたけれど
なんと
パリにも攻め入って
攻略したのを
思い出させられた
フランスのあたりが
まだ
ゴールと呼ばれていて
ローマ帝国の属領で
執政官フロロに統治されていた時
アーサー王は
まる一ヶ月
パリを包囲し
住民を飢えに追い込んだ
執政官フロロは
アーサー王に
一騎打ちの果たし合いを挑んだ
勝った側が
パリの征服権を手に入れる
という
ことにした
アーサー王はフロロを倒したので
パリは彼のものとなった
その後9年かけて
彼はゴールをくまなく征服し
パリに戻ると
ここに
じぶんの宮廷を置くことにし
平和を打ち立て
聖職者や一般人を集めて
会議を開いた
ノルマンディーは
召使い頭のベドヴァーに与え
アンデガヴィアは
執事のケイに与え
その他の地方は貴族たちに与えて
春のはじめには
ブリテンに帰っていった
そうな
桃が咲き
水仙が咲き
チューリップや
クロッカスが咲き
桜のたぐいも咲く
今ごろの
季節のことであったか
アーサー王が
ブリテンに
帰っていったのは
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