気ままな詩選を自分の愉しみのために。制作年代も意図も問わず、まちまちに。
梅の花を
そのかおりを
春の
あけぼのとあわせて
まだ
若かった
藤原定家が
こう
歌っている
梅のはな
こずゑをなべて
吹く風に
空さへ
匂ふ
はるの
あけぼの*
吹く風が
梅のかおりを運んで
空さえ
匂っているよ
と
梅の香で
匂っている
までは
なかなか
歌われない
歌われまい
現代の
詩歌では
*藤原定家『初学百首』(1181)
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