駿河昌樹 詩抄
気ままな詩選を自分の愉しみのために。制作年代も意図も問わず、まちまちに。
2015年7月31日金曜日
早いひとりだけの秋
もう蝉が
ひっくり返って
玄関ちかくの通路で
死んでいたのよ
暑いまゝ
夜の更けていく熱帯夜
思い出して
妻がぼそりと言う
あゝ、早い蝉は
そうだろう
早い夏を終え
早いひとりだけの秋…
0 件のコメント:
コメントを投稿
次の投稿
前の投稿
ホーム
モバイル バージョンを表示
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿