ひさしぶりに
リルケの訳詩集を捲ってみると
なんとひどい詩だろう
どれもこれも
存在論の試みや
神について
言葉で言い表そうとしているのはわかるにしても
なんとひどい詩だろう
大げさで
もたついて
感傷的すぎて
あまりに感傷を増幅しすぎの
翻訳もひどいが
それにしても
元がひど過ぎる
リルケでさえ
と言いたいところだが
友人だったヴァレリーは今もいいし
彼らの師ボードレールは
いよいよ輝きを増す
興味深いモチーフは溢れているのに
並べ方やつむぎ方が
時代を生き延びさせない…
リルケでさえ
と言いたいところだが
リルケだから
ということなのか…
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