「朝鮮を責めて質を納れ貢を奉る。
北は満洲の地を割き、
南は台湾・呂宋(ルソン)の諸島を収め、
慚に進取の勢いを示すべし」
(『幽囚録』)
朝鮮を侵略し
満洲やフィリピンを植民地化せよ
と言っているわけだが
吉田松陰のこんな言葉を見ると
教育者どころか
テロリストの親玉だと言われるのも頷ける
こういう人物が神格化されてきたのが
近代日本なわけだが
まァ
諸外国がみんな
さらに大がかりなテロリストたちだったのだから
長州のお新香くさいチビテロリストだけを
ことさらに悪者視するのもどうか
とは
もちろん思う
とにもかくにも
物騒な時代で御座らしたわけで御座るのヨ
とはいえ
こんなふうに幕末明治の大立て者たちをまとめた人もいて
これがなかなか面白いし
実像を伝えてもいる
吉田松陰 テロリスト養成指導者
坂本龍馬 武器商人のパシリ
高杉晋作 できもしない攘夷を騒ぐ
大村益次郎 靖国問題の火付け役
伊藤博文 上が死んで総理になれただけ
板垣退助 何でも反対するクレーマー
大隈重信 バカ大学を設立
福沢諭吉 拝金主義の西洋かぶれ
勝海舟 アメリカ行って大物気取り
土方歳三 負け戦を続ける空気を読めない男
井上馨 財閥と癒着した汚職
山県有朋 老害政治家の巨頭
岩倉具視 偽勅をつくる君側の好
そうして
明治の
いわゆる偉人たちの
業績とやらは
こうなる
伊藤博文→朝鮮侵略
大隈重信→対華21か条要求
乃木稀典→台湾の雲林で住民虐殺
福沢諭吉→元祖レイシスト
渋沢栄一→朝鮮で経済的な植民地支配
山縣有朋→朝鮮侵略
桂太郎 →朝鮮侵略
樺山 資紀→台南で虐殺
こういう人間たちの
こういう所業の堆積の末の
ニッポンコク
だと思うと
いつも
なんども
いつまでも
無限のめまいがしてきてしまう
なんとも
さびしい
わびしい
はずかしい
ふがいない
もうしわけない
ニッポンコクではないか
死ぬまでの
わずかの滞在期間中のほそォいおつき合いとは思うが
さびしい
わびしい
はずかしい
ふがいない
もうしわけない
ニッポンコクではないか
金子文子よ
朴烈よ
と
ときどき
こころの中で呼びかけるのだよ
さびしい
わびしい
はずかしい
ふがいない
もうしわけない
ニッポンコク
の
わたし
つかのまの
ニッポンジン
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