駿河昌樹 詩抄
気ままな詩選を自分の愉しみのために。制作年代も意図も問わず、まちまちに。
2012年1月14日土曜日
サボテン
ダメにしてしまいそうだったが
持ち直してくれて
よろこばしい
サボテン
午後には陽もあびて
やわらかい宝石のような
かためのゼリーのような
未来ある
みどり
自他の境というものを
思いなおすのだ
境のむこうも
やはり
わたしらしいと
その証拠にみな
わたしと自称する
その証拠にみな
おし黙ったりする
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