駿河昌樹 詩抄
気ままな詩選を自分の愉しみのために。制作年代も意図も問わず、まちまちに。
2012年1月19日木曜日
あたまの左側 (改訂版)
すぐ次の時間は
あたまの左側から入ってくる
これに気づいてからは
ときどき
あたまの左側から心の耳を出して
近くの未来を聴く
滝のような
霧の森のような
すずしい
大きな穴があるところ
そこの境目に
いつも涼んでいるのは
もっと
本当の自分?
もっと
嘘でない
自分?
ここは
ここではないね…
本当だね
ここではないここが
ここかしら…
そんな話の
すらすら通じる心地よさ
近くの
未来を聴きながら
涼んでいる
ぼくら
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