茂吉の歌を若いひとたちに教えていて
あららぎのくれなゐの実の結ぶとき浄けき秋のこころにぞ入る
の
くれなゐの
ゐ
に
ふと
立ち止まる
い
ではなくて
ゐ
ちゃんと
発音しないまでも
い
とは違う音だったはずの
ゐ
と
思ってくれるかな
と
思う
小さかった頃
を
の発音は
お
ではないと大人たちから教わって
注意して
を
を
と発音しようとした
うお
を
同時にはやく発音するような努力を
小学校のはじめの頃まで
やっていた
いまでも
を
は
お
とは発音しない
微妙に
違う音で言っている
お
と言ってしまっても
いいようだが
もう
を
を見た際には
お
とは言えない口になっている
頭になっている
を
を
を
ヘンな音を出すんだな
と
思い続けていた
幼稚園前
幼稚園頃
秋の野に遊びに出る時にも
ひとりで
を!
を!
を!
と
よく口をとんがらがして
発音していた
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