古今集で
ちょっと見落としがちになる
秋の歌があって
みどりなるひとつ草とぞ
春は見し
秋はいろいろの
花にぞ
ありける
というのだけど
これは
ちょっとした
小さな気づきを歌っていて
そのまま
現代にも通じる気づきで
なんだか
近い感じがして
いいなあ
と
感じる
みどり色した
おんなじ草だと
春には見えていたけれど
秋には
いろいろな
べつの花になったんだよ
といった意味で
水中花が秋という水に落されて
ぽわっと開き
ようやく
違う種類の花々でした
違う種類の草でした
と
わかるわけ
おもしろいところを
衝いているなあ
作者はだれ?
と見ると
よみ人知らずさん
でした
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