駿河昌樹 詩抄
気ままな詩選を自分の愉しみのために。制作年代も意図も問わず、まちまちに。
2012年2月5日日曜日
草木、石、岩
なんのために生まれてきたんだ?
きみは?
そう言ったっていうんだからね
あの子の先生は
だから
言ってやったのさ
やめちまえ
そんなのを先生と思うなんて、って
なにかのために生きる、のでもない
なんのためでもなしに生きる、のでもない
ただ生きる、のでもないし
生きてさえいればいい、のでもないし
生きる、とか
何々のために、とか
そんな言葉で
なんとかなると思っているのが
まちがい
まちがいは
正すものなんだよ
そうして
草木になった連中が
たくさん
石や岩になった連中が
たくさん
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