駿河昌樹 詩抄
気ままな詩選を自分の愉しみのために。制作年代も意図も問わず、まちまちに。
2012年2月20日月曜日
希望のような顔を
届いたメールには
雪降りのこと
いま
しんしんと雪が降っているのだよ、と
友から
どこへ行ってしまったかと
思っていたら
雪の国に
いるのだな
いま
電話でもなく
写真でもなしに
言葉で雪を伝えられたことが
よかった
言葉の中を降る雪の
かぎりのしれない遠さ
深さが
音もたてずに
流れ込んでくる
しんしんと、雪か…
つぶやきながら
希望のような顔を
ちょっと
わたしはしたかもしれない
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