駿河昌樹 詩抄
気ままな詩選を自分の愉しみのために。制作年代も意図も問わず、まちまちに。
2016年6月16日木曜日
…たぶん
忘れていた音楽を
やはり
思い出さぬまゝ
夏浅い若葉の
まだ柔らかさの残るあたりを
つかのま光となって
つたっていく
たくさんの嘘が作っていた
まるで
人生かなにかのような
こわれやすい
折れやすい
ちょっと長くも見える透けた骸を
澄んだ海に
一瞬に溶かしてしまおうと
いい加減に見ている
夢
のような
現実
…たぶん
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