影と飛行船を浅く沈めて
えめらるど
えめらるど
少し
ふるふる
半かたまりに震える
この湖水
標識が立っているね
ぼくらが
やってきたほうを
あんなに
しっかり指しているんだ
ここまでは雲も来ない
どこかで
せき止められて
雲たちは
かたまって
山になってしまっているんだろう
ほんとうは
橙色になるらしい
雲がいっぱい
かたまってしまうと
とにかく
ここでは空気がさわやかだ
少し寒くて
少し覚醒が増す
冷えすぎるのはよくないが
肌がちょっと
冷たくなっているのは
いい
ほら
触ってごらん
この腕
なにかのはじまりのように
ひんやりしているから
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