駿河昌樹 詩抄
気ままな詩選を自分の愉しみのために。制作年代も意図も問わず、まちまちに。
2013年9月2日月曜日
新しいまま
いつもの年とちがう
星のような模様の朝顔が咲くので
朝方
すこし時間をかけて
ものめずらしく眺めつづけた
蕊のあたりがひかりのよう
写真にも撮ってみたが
モニターで見ても
まぶしいほど
朝顔は毎年見るのに
蕊のあたりのまぶしさを
こんなに見つめるのは
はじめて
これだけでも
発見
花の裏側をよく見つめてみたら
おもてに負けないほど
あざやかな色あい
こんなことに気づくのも
ほとんど
はじめてのこと
朝顔ひとつのことというのに
いつになっても
発見があって
いつになっても
新しいままの
人生
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