駿河昌樹 詩抄
気ままな詩選を自分の愉しみのために。制作年代も意図も問わず、まちまちに。
2013年9月24日火曜日
外に出てきて
暴風雨なのに外出しなければならなかった昼
用事は終えたものの
やはり途中で降りこめられた
おんぼろのそば屋を見つけ
休んでいると
ざんざん降りの続くわきの舗道を
若者がびしょ濡れになって
ひとり
歌いながら歩いて行った
♪
こんなにも
せつない思い
きみは
わかってくれないのかい
ああ
どう伝えればいいのか
ああ
永遠のこのぼくの思い
…
ししとうの天ぷらを齧りながら
遠くなっていく
若者の声を聞いていた
よかったかもしれないな
今日は
外に出てきて
0 件のコメント:
コメントを投稿
次の投稿
前の投稿
ホーム
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿