駿河昌樹 詩抄
気ままな詩選を自分の愉しみのために。制作年代も意図も問わず、まちまちに。
2015年8月5日水曜日
意図もしないで起こるあたかも奇跡のような必然
災いともなりうる見えない塊がいくつか来たが
たくみに受け止めることができ
身にも当たらずに間近で崩れ落ちてしまった
破片は雲母のように細かく煌いて宙に吸われていった
この技は自分でもいつまでも分析できないだろうが
すっかり身に付いているのは喜ばしい
世間の動きの中にありつゝそれとの隔絶を完了し得たからこその
意図もしないで起こるあたかも奇跡のような必然が
わたくし自身の体となった
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