もうすこし
心を乾き切らせるまで
ひかりを浴び
闇のなかにさらに闇となって
見続けていかなければ
ならないだろうか
あんなにも容易に
ひとがひとを殺し続けるのを
あんなにも
ひとがひとから見捨てられ
どの筋肉にも
ちからが通らなくなっていくのを
乾き切り
かたくこわばって
じぶんが折れて砕けることにさえ
震えもしなくなることを
成長と
理知は言わせたいのか
成熟と
思わせたいのか
はじめのはじめから
あなたたち
すべてのひとを
捨ててしまっていて
ごめん
ぼくひとりは
渇き切らないために
ぼくひとりは
おなじことばを
おなじようには語らないために
ことばは全だから
ことばこそが世界だから
あなたたちのことばを
徹底して
拒み
浸透されないように
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