ほとんどのひとが
世界を見れていない
と
思う
ぼくも
世界を見れていない
白蟻?
見える
と思うのは
たいてい
見えると思えるメガネをかけて
メガネごしに
歪みに歪んだ像を
見続けている
だけ
だから
アメリカのマスメディア報道や
CIA垂れ流しの御用偏向報道で
万人の意識をべったり塗り込めようとする
ニッポンマスメディアの
メガネ
メガネ
メガネ
岡井隆は
むかし
はやくもこう詠んでいた
父よ父よ世界が見えぬさ庭なる花くきやかに見ゆといふ午を
庭の花は
あざやかに
はっきり見える
なのに
世界は見えぬ!
世界は見えぬ!
もちろん
単純でないこの歌は
さらに
入り組んでいて
読めた
と思えば
読めなさに陥る
「花くきやかに見ゆ」
に付けられた「といふ」は
なにか?
「花がくきやかに見えているという午後を」
というのは
自分には見えていない
という認識か?
そうして
「父よ父よ」は
古来
認識の軸となるものすべての呼称だから
岡井隆のこの歌は
やはり
哲学的反省ということに
まずはなる
彼の
すべての歌が
そうだったように
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