気ままな詩選を自分の愉しみのために。制作年代も意図も問わず、まちまちに。
いまという瞬間の偶然の顔を
いまのあなたをまったく知りもしない
いまのあなたをすっかり忘却し切った
いまのあなたとまるで縁がないとも言えそうな
来世のあなたへむけて
送ろうとでも
いうのか
自撮りするひとよ
自撮りし続けるひとよ
いまだけの満開の桜を背景にして
いまのあなたがどうにか許容できるあなたの像をこしらえて
いまのあなたではないあなたへ
まだ出現していない可能性と蓋然性のなかに
あるのかもしれず
ないのかもしれない
あなたへ
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