夢は映像だ
と安易に断じるひともいるが
映像などない
言葉や考えだけの夢も
わたしはよく見る
きのう
目覚める前に見ていた夢では
寝ているあいだに霊魂が体を離れる
という考え方への批判を
夢の中で考えていた
霊魂は人間存在の本体と考えられており
それは人間存在のすべてを統括し
回復させ進歩させると考えられがちだが
本当だろうか?
と夢の中で疑っていた
疲弊したり
病気になったり
怪我をしたりした時には
とにかく寝て休んでいろと人間は勧められる
確かにそうして回復していくのだが
もし寝ている間に霊魂が体を離れるのなら
体を癒やしたり回復させるのは
本体と目される霊魂の仕事ではないことになる
体自身が体を癒やし回復させることになり
体には体の高度な霊的能力があることになる
あるいは体には間断なき自己治癒の働きがあることになる
もし体をも癒やす力が霊魂のみにあるのだとすれば
眠る時には霊魂は体を離れてはならないということになり
神霊系で安易に語られる霊魂と体の分離説には
かなり欠陥があるものと再考しなければならない
こんなことを目覚める直前まで考えていたのだが
霊魂がじつは体から容易には分離しないと考えるのも
けっこう楽しい説のように思われた
霊魂というものをもっと深く考えるようにすると
肉体から離脱したり戻ったりする見方をしなくてよくなる
肉体そのものが本来物質でなどないことは
素粒子論から考えていけば当然のことで
肉体自体がもともと霊魂のようなものなのだから
霊魂だけがそこから分離するような考え方はおかしい
こんなことを納得いくまで考えて起きたのだが
なんと九時間も寝ていたことに気づいた
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