駿河昌樹 詩抄
気ままな詩選を自分の愉しみのために。制作年代も意図も問わず、まちまちに。
2011年5月22日日曜日
人称を通じてしか…
(人称を通じてしか並べられない
(言葉なんか
(もう言わないで
(ああ、わたしあなたかれかのじょそれそれら
(つまらないだけの音の連鎖
(まだ言葉なんか並べて
水際にずっといた
遠くから
水面に触れながら来る
微風
いまも指に
手の甲に来て
くすぐっていく
素材だらけの
親しくもわびしい
光と闇の浜
最後に来るものを待ちわびて
無関係
時に
うるおい
色?
見えない時も?
飛び交う波の
どれにも
触れては離れ
また触れる
微風
発するべきでない語波がある
また
想起すべきでない語波…
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