駿河昌樹 詩抄
気ままな詩選を自分の愉しみのために。制作年代も意図も問わず、まちまちに。
2011年5月22日日曜日
「点を捨てよ」
どこも宇宙のなか
巨大な水槽
山になりたいというのか
雑草という草はない(昭和天皇)
数値が上下する
線を無視し
点を重視して虚構の別線を捏造する数値
ひと続きの線に間はない
点を捨てよ
速度は一方向への過信である
遅度や鈍度に戻る
移動が線であり
さらに面であり
立体でもあるよう
点を捨てよ
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