気にもせず
労せず
すらすら書き飛ばしているだけ
だって
詩人じゃないし
作家でもなく
なにかのライターさんでもないし
そうは言っても
ずいぶん
時間も労力も費やしてきたかな
これまで
たぶん
七人ほどには
読まれたのを知っている
もう死んでしまった人たちや
ほかの理由で
戻って来なくなった人も
ふくめて
だから
いまはほとんど
誰にも読まれていないと思って
書いているけれど
あゝこれが
なんというよろこび
なんという気やすさ
なんというかるさ
読まれているなんて思ったら
書き続けることなんて
ぜったいできない
じぶんにさえ
どうなるかわからない
いまの瞬間の
そして数秒後の
気分や思念や発想のからみあいに
密に密に
つき添っていく
あやうく
繊細な
サーフィンのさなかだから
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