駿河昌樹 詩抄
気ままな詩選を自分の愉しみのために。制作年代も意図も問わず、まちまちに。
2018年12月16日日曜日
空気の音
しーん
と空気の音がする
だれも
家にいない
静まりかえった
夜でも
外の車の音が
たえず
聞こえる
さわがしい昼でも
それって
耳の
血管のなかを走る
血流
の音かも
しれないけれど
空気の音
だと
思うことにしている
空気にも
血流があったり
なにか
つぶやいていたり
と
思う
ことにして
いる
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