駿河昌樹 詩抄
気ままな詩選を自分の愉しみのために。制作年代も意図も問わず、まちまちに。
2019年4月2日火曜日
こんないっぱいの青草
言い足りないこと の
うつくしさに 魅せられて
もう 百年ほどは
道草を してしまっているのか
そろそろ 帰っておいで と
だれか 声をくれるけれど
おゝ 見てごらん
そこもかしこも 青草
わたしが 見ないでいたら
いったい 世のだれが
大宇宙のだれが こんな いっぱいの
青草に 見とれる というのか
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