少しくつろげる時間
語らおうか
いなくなった人たちと…
そう思ったこともあったが
あれは
まちがい
いなくなった人たちさえ
ほんとうは
わたしが自分と語らうための
鏡
かれらがいた時でさえ
鏡
たぶん
わたしも
わたし自身のための
鏡
だれが
だれを
どのだれを
こんなにまで知りたいと
疼いているのか
わたしという
おおまか過ぎる
呼び方のなか
どこまでも靄のなかの
大き過ぎる
地方で
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