駿河昌樹 詩抄
気ままな詩選を自分の愉しみのために。制作年代も意図も問わず、まちまちに。
2013年2月7日木曜日
わたくしは愛する
希薄な自我のひとをわたくしは愛する
束にしてもかるい花
たとえばスイートピーなど携え
ひと通りのすくない繁華街を
きょうは歩いていこう
夢みるような
なにごともなく
けれど
あたらしく
すべてを始めるような
こころ持ちにだけは近い気持ちで
ふかく息をするようなことも
わざとは
しないでいこう
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