主張するようなことが本当にわたしにはなにもない
まよっているからことばにすがるのだし
わたしの記すことばなんてまよいのすがた
なにかわかっているかのように
なにかしっかりと考えられるかのように
感性がふかくひろいかのように
どうしてだれもがふるまうのだろう
ふるまわなければいけないのだろう
助けなんてない
どこからも来ないのを知っている
ことばは
さいごのかたち
すがた
この先には
なにも
ないのだ
人間というものの
さいごの
ところ
0 件のコメント:
コメントを投稿