駿河昌樹 詩抄
気ままな詩選を自分の愉しみのために。制作年代も意図も問わず、まちまちに。
2016年1月20日水曜日
私は私には自我がないのを知っているので
私は私には自我がないのを知っているので
私はどの私にも加担することがないが私のふりはしている
というのも私は私だと示すのが人類の現時点での通行手形らしいか
らで
愚劣極まりない私振りの田舎芝居とは思いつつも
私はどの私とも乖離した殆ど架空の私を社会に提示しながら
どんな一瞬も仮面でしかないその私なるものの裏で
右と言った傍から左と呟き
それいいですねとにこやかに言った傍からアホラシと思い
黒と言う前から白と断定していたりする
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