まだ寒い
春のはじまり
もう
梅を見てまわるのにも
あまり
気乗りがしない
寒かったり
曇りがちだったり
そんな日
梅を見て小山や
梅林をまわるのが
ほんとうに
いやで
やがて桜……
と思うにも
どこか
花見というものに
飽き飽きした気分もあり
花冷えの夜など
ほんとうに
いやで
それでも
晴れ上がった日
梅林に出向いてみると
梅の香の
よろこばしさよ
長い歳月を経ながら
折り曲がりした
枝々の
春のひとときの
可愛らしい
晴れやかさよ
福寿草は
丈低く
黄色の花をつけ
蝋梅の不思議な花にも
今さらながら
驚かされ
はじめて匂いを嗅いでみた
山茱萸は
これも不思議な
なにかに似てもいる
爽やかな香り
牛乳に
この枝を入れておけば
一晩でヨーグルトができる
と説明書きにあるのにも
驚き
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