サルトル『嘔吐』原文を
ながながと時間をかけながら
ヨーロッパ留学経験があったり
彼の地に留まって演奏活動をしてきた
音楽家たちと読んでいて
そろそろ終わりに差しかかっている
文壇を支配していたサルトルに抵抗して
「タルトルの糞野郎め」呼ばわりした
いまではサルトルを遙かに凌駕する
20世紀フランスの巨大作家セリーヌに
ちょっと言及する機会があった
セリーヌの影響を受けた作家として
中上健次の名もネットに出てきて
あ、誰? この人? 聞いたこともない!
という全員の反応に遭遇したのが
地味なようでいながら令和に
入ってからの最大の驚きとなった
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